第35回日本がんチーム医療研究会 演題募集
平素は京都大学乳腺外科学教室へのご支援に心より御礼申し上げます。
この度「第35回日本がんチーム医療研究会」の研究集会 会長を仰せつかりました、京都大学乳腺外科 増田慎三でございます。
チーム医療の概念は、すでにがん診療の中に広く浸透し、各職種と各専門診療科の縦・横糸のみではなく、院内から地域へ、医療職からITなど他職種も巻き込んだ大きな枠組みの中で、拡充してきました。
同時に、疾患治療の現場のみならず、予防医療、社会医学の視点からも、皆が “がん克服” を目標に、チームとしての取り組みが顕著であります。私の専門の乳癌領域では、診断から初期治療、経過観察、再発後治療と患者さんとの永いお付き合いを、様々なチーム医療メンバーがサポートします。
そして、乳癌検診のみならず、社会啓発・教育活動、遺伝性乳癌卵巣癌症候群など遺伝医療を中心とした予防にもチームでの取り組みが盛んです。
添付の演題募集要項にも記しましたが、さまざまな専門性を持つスタッフが連携して、患者および社会、一般個々に適した医療を提供するチーム医療の原点に立ち返るとともに、さらにより良いものを考え活動~考動~を活性化につながるような学術集会にしたいと考えております。
それぞれの疾患、施設毎の経験、社会コミュニティとしての取り組みなどを中心に、積極的に演題登録をいただけますと幸いです(2月21日締め切り)。
日本がんチーム医療研究会 第35回研究集会 ご案内
本研究会は、近畿大学特任教授の古河洋先生(消化管外科)が立ち上げられ、大阪・京阪神のご施設の主に消化器外科系の先生方、そして薬剤師・看護師などのメディカルスタッフの方々が中心となって継続発展してきました。
小職が、乳腺専門医として最初に赴任しました市立堺病院で、お世話になりましたご縁で、今回、初めて乳腺専門の立場で主催させていただく機会をいただきました。
乳腺外科のみならず、広く京大外科の先生方からも是非、ご支援を賜れますこと、どうぞよろしくお願いいたします。
またご施設のメディカルスタッフの方々にも情報を共有いただけますと幸甚です。
京都大学大学院医学研究科 外科学講座 乳腺外科分野
増田 慎三