本計算ツールについて:背景と目的

POTENT試験により、再発リスクが中間リスク以上のホルモン受容体陽性HER2陰性早期乳がんに対して、術後内分泌療法にS-1を1年間併用することでInvasive disease-free survivalが改善することが示されました(文献1)。

一方で、様々な再発リスクの症例が登録されていたことから、登録されたすべての症例で一様にS-1の効果が期待できるかは明らかになっていませんでした。

そこで追加で解析が行われ、再発リスクによって登録症例を3つのグループに分類した場合、グループによってS-1の効果の大きさに違いがあることが示唆されました(文献2)。

本ツールは、対象症例がどのグループに分類されるかを計算し、同じような病状の症例がPOTENT試験でS-1による恩恵をどの程度受けていたかを推測します(対象症例の個別の予後を予測するために使用するものではありません)。

参照文献

  1. 文献1:Toi M, et al. Lancet Oncol 2021.
  2. 文献2:Takada M, et al. Breast Cancer Res Treat 2023.

POTENT 試験 リスクスコア 計算ツール

以下、全ての項目にチェックを入れた後に、【結果表示】をクリックしてください。

Tumor stage

Nodal metastasis

ER-positivity

Histological grade

Ki-67 LI

計算結果